電波塔

21世紀型スノッブを目指すよ!

ポリーラウンジに参加してきたよ。

去る11月30日、池袋のグレースカフェで催されましたポリーラウンジというイベントに参加してきました。ポリーラウンジとはなんぞやというと、ポリーアモリーな人たちを中心にした交流会でございます。
え、で、ポリーアモリーとはなんぞ? ええ、今の日本だと通念的には恋愛関係っていうのは一対一の関係であるべきってことになっていると思います。そういう関係に基づくライフスタイルをモノアモリーって言います。ポリーアモリーって言うのはそれに対して、一対一じゃなくても良いじゃん、沢山の人と恋愛関係を結んで良いじゃんって言う関係の持ち方。まあ私もあんまり詳しくないのでより深く、より正確なことを知りたいという方はググってください。

――え、何それ浮気したりセフレ作り放題ってこと?
うーんまあ、そういう風にも言えるかもしれませんけどね。
――不潔! 気持ち悪い!
っせーな! 俺からしたらモノな価値観の方が気持ちわりぃんだよ!

参加したのはモノガミーな規範に対する違和感をずっと感じてきていたからです。この言葉を知るよりも前から。そして、モノアモリー/ポリーアモリーって言葉を知ったおかげで私は、窒素みたいに社会を満たす居心地の悪い恋愛規範を「モノアモリー」って言葉で括りつけて相対化して、息ができるような気分になれたのです。だからそういう人たちで集まるイベントが定期的に開かれてるって聴いて、参加したいなあとは常々思ってきました。
ただ、いまのところ私は特定の相手と関係を持っている訳ではないので、そういう意味で、ポリーアモリーを名乗って良いんでしょうか? っていうと微妙なところ。でも、恋人がいなくても同性が好きだったらホモセクシュアルって言えるだろうし、私もポリーアモリーを称して良いかなあ、と。まあそもそもこのイベントはポリーな人たちしか参加できないってわけじゃないので、良いかな、って参加のボタンを押しました。
初参加なので会場のカフェに入った頃には緊張していましたが、段々といろんな人と打ち解けて話が出来るようになって、楽しい時間を過ごせました。来ていた人はポリーな人だけではなくて、「何となく自分はポリーかも」って思ってる人(私みたいに)、ポリーアモリーな人間と関わっている人……。別にディスカッションとかをガンガンやるわけでもなく、基本的には貸し切りのカフェの中で集まった人同士がぺちゃくちゃ喋るという形式です。ポリーアモリーに対する考え方ももちろんいろんな人とお話しましたし、全く関係のないもっと下らない話もしました。
同じ考えの人がいるから自分の考えは正しい、などと思うほどの無邪気さはもう持ちあわせていませんけれども、それでもやっぱり似た考えの人がいるということの心強さは大きいですね。それで、関係性についての話を矢鱈に肩肘張ってしなくたって、こういう人たちで集まる意味ってのは十分にあるものだなあ、と実感いたしました。
ざっくばらんに話が出来るリラックスした空間だったのはオーガナイザーさんの努力の賜物でしょう。開催者と参加者に大いに感謝を。